「Wolfram Alphaで二次方程式 と微分方程式を解く」では二次方程式と微分方程式をWolfram Alphaで解く方法を紹介しました。今回は、Wolfram Alphaで微分と積分を解く方法を紹介します。
Wolfram Alphaで微分を計算する
Wolfram Alphaで微分を計算するには、
derivative of(計算したい関数)
と入力することで、微分を計算することができます。
例えば、$x^2+3x+5$という関数をxについて微分するには、
derivative of x^2+3x+5
と入力します。上記の入力をすると、以下のような出力がされます。

このように、$x^2+3x+5$という関数をxについて微分した導関数は$2x+3$であることがわかります。
Wolfram Alphaで不定積分を計算する
Wolfram Alphaで不定積分を計算するには、
integrate(計算したい関数)
と入力することで、不定積分を計算することができます。
例えば、$x^2+3x+5$という関数をxについて積分した不定積分$\int (x^2+3x+5) dx$を計算するには、
integrate x^2+3x+5
と入力します。上記の入力をすると、以下のような出力がされます。

このように、$x^2+3x+5$という関数の不定積分は$\frac{1}{3}x^3+\frac{3}{2}x^2+5x+定数$であることがわかります。
Wolfram Alphaで定積分を計算する
Wolfram Alphaで定積分を計算するには、
integrate (計算したい関数)from (定数)to (定数)
と入力することで、定積分を計算することができます。
例えば、$x^2+3x+5$という関数をxについて0から1までの定積分$\int_0^1 (x^2+3x+5) dx$を計算するには、
integrate x^2+3x+5 from 0 to 1
と入力します。上記の入力をすると、以下のような出力がされます。

このように、$x^2+3x+5$という関数の0から1までの定積分$\int_0^1 (x^2+3x+5) dx$は、$\frac{41}{6}$であることがわかります。
まとめ
今回は、Wolfram Alphaで微分と積分を計算する方法を紹介しました。微分と積分を計算したい時に便利なので、色々な関数を計算してみるといいと思います。